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- 生まれたときには人のお口の中には歯周病菌は存在しません。
しかし、もともといない歯周病菌がなぜ今お口の中にいるのかというと、人からうつされているのです。いまも、家族の間でうつしあっている状態かもしれません。回し飲みや回し食い、箸の使いまわし、キス、くしゃみなどが感染ルートとしてあげられます。 - 菌が再びお口の中に入ってくると、お口の中で定着して歯周病を発症する可能性が出てくるということになります。特に危険なのは性感染です。せっかく歯周病を治してもパートナーからうつされたのでは意味がありません。パートナーの方と同時に治療されることをおすすめします。
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カビ菌は口腔内常在菌といって、お口の中に必ず住み着いている菌です。
徹底的にやっつけても、空気中や食べ物や手の指などから再びお口に戻ってきます。全滅させることは不可能なのです。
ですから毎日の歯磨きと歯科医院における定期的なプロフェショナルクリーニングが大切です。
カビ菌が増えすぎると歯ぐきが腫れるなど、悪い影響が出てきます。
また、カビ菌は歯周病菌の快適な住みかにもなりますので歯周病菌が再感染しやすくなります。定期的に歯科医院に通って、歯周病菌が再感染していないか、カビ菌が増えすぎていないか、顕微鏡で確認してカビ菌が増えすぎないように専用の器具を用いてクリーニングを行う必要があります。 - ●義 歯
- 義歯を使っている方は、義歯にもかなりカビが付きます。義歯の清掃もこれから非常に重要になってきます。
- ●むし歯
- カビは歯周病にだけ関与しているわけではありません。カビはお口の中で酸を出すことがわかってきていますので、その周辺に菌があれば歯を溶かし、虫歯を作ってしまうものです。
- ●たばこ
- 今回使う薬は白血球が運んでくれる薬なので、たばこを吸うと歯ぐきの血管が収縮し、白血球が減少し、薬の効きが悪くなります。また、タバコは歯周病になりやすく、歯周病が治りにくいことがわかっています。
- ●全身疾患との関係
- 菌が全身疾患に大きく関与しているのが医科でも問題になってきています。カビが肺に入れば肺炎になってしまいます。歯周病菌も、わずかでもお口の中で出血を起こすとそこから血管に菌が入ってしまい、心臓で炎症を起こすのです。歯周病の人が心臓病になる確率は2〜3倍にあがります。ほかにも食道癌。早産、高血圧などにも関与しています。 さらに詳しいく図で説明しています。こちらへ
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